もろもろ感想ノート

見た聞いた読んだ記録

アパートの鍵貸します

白黒映画は、色の情報が無い分、

話が分かってくるまでに時間がかかるという偏見持ってたけど、

この映画は「あ、分かりやすいってこういうことなんだ」と

改めて認識するほど分かりやすいし、惚れ惚れするほど細かいところがよくできてる。

予め用意されていた大仕掛の歯車が動き出したみたいに、

気持よく色んなものが適材適所にハマりながらストーリーがするするっと進んで行く。

ホントに手品みたい。

 

シャーリー・マクレーンの、手が届かないような美人じゃないけど、

普通っぽくて可愛い、っていうのがとても魅力的だった。

そういう人が「いい」っていうのは、今っぽい日本人の価値観だと思ってたから

古い外国の映画で、魅力として描かれていたことが面白かった。