映像研には手を出すな!1巻
前に無料でぱらっと1話読んだ時には、
登場人物のオタクぽいしゃべり方と性格が「非現実女子高生」に感じられてしまって
読めなかったんだけど、日が経って読んだらめちゃくちゃ面白かった。
女子高生としてのリアル感を求めるような漫画ではなく
「想像力」という部分で童心を思い出せる良さというか。
で、この漫画が面白いのは童心部分だけではっちゃけ切ってるんじゃなくて
登場人物の中にいわゆる「マネジメント(これが制作進行なのか私には分からないけど)」みたいな立場の人がいる。
つまり無限に広がる想像力でワクワクさせる役と、
それをお金とか時間とかで制御する、現実的な役の人がいて
これがうまいこと作品の足を地につけてて面白い。
それでもそういう現実派の役もかなり非現実的な性格というか
「おたくの世界の人のしゃべり方」をするんだけど、
作品中の童心に返れるような想像力の豊かさに気持ちよさを感じ始めると
登場人物たちの非現実的なしゃべり方がだんだん心地よくなってくる。