もろもろ感想ノート

見た聞いた読んだ記録

シカゴ

この映画との出会いは高校時代に立ち寄ったCDショップででした。恐らくもっと以前にCM等で散々目に入ることもあったのでしょうが、なんとなくアメリカ産のエンタテイメントを毛嫌いしていた頃だったのでしょう、全ての販促情報を頭がスルーしていました。

そんなある日、そのとあるCDショップでこの映画のサントラの売り文句に「米ビルボードで一位」と書いてあるのが目に止まり、はて、ビルボードで一位というのは一体どのくらいすごいのかしら、と興味本位で一曲目を聞いてみました。

当時、自分の耳をあまり音楽に肥えている耳とは言えないと思っていたのがコンプレックスで、毎日帰宅路のCDショップに寄っては試聴して、耳を肥やそうとしていたころでした。

ちょうどそんな自分の耳発展途上の頃だったので、「この曲いいよ」と言われた時に、その曲の良さが分からない時も何度かあったし、今回もこの米ビルボード一位程の曲が分からなかったらどうしようという不安がありました。

そして、すぐに分かりましたが、これは無駄な心配でした。

一曲目の「All That Jazz」が、出だしからしてわかりやすくかっこ良く、夢中になって聞いていたらその場で全部聞ききってしまいました。それでこの曲が使われている映画をどうしても見たくなったのが、見るまでの経緯です。